

ヴァイオレット・エヴァーガーデン - Season 1 Episode 10 「愛する人は ずっと見守っている」
シーズン - エピソード
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1 - 1「愛してる」と自動手記人形 Jan 11, 2018
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1 - 2「戻ってこない」 Jan 18, 2018
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1 - 3「あなたが、良き自動手記人形になりますように」 Jan 25, 2018
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1 - 4「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」 Feb 01, 2018
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1 - 5「人を結ぶ手紙を書くのか?」 Feb 08, 2018
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1 - 6「どこかの星空の下で」 Feb 15, 2018
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1 - 7「 」 Feb 22, 2018
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1 - 8
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1 - 9「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 Mar 08, 2018
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1 - 10「愛する人は ずっと見守っている」 Mar 15, 2018
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1 - 11「もう、誰も死なせたくない」 Mar 22, 2018
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1 - 12
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1 - 13自動手記人形と「愛してる」 Apr 05, 2018
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0 - 1きっと"愛"を知る日が来るのだろう Jul 04, 2018
概要概要
マグノリア家の屋敷につながる白樺の一本道を、大きなお人形が日傘を差して歩いて来た。冬の初め、屋敷にやって来た自動手記人形、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。マグノリア家の一人娘・アンは、好奇心旺盛でお母さんが大好きな女の子。けれど、最近は気分が晴れない。母の体調が芳しくない上に、訪ねて来る客が後を絶たない。一緒におままごとをすることも、本を読むことも、虫を捕まえることもできない。手紙を書くために母が招いたという「お人形」も、きっと私から母を奪う存在に違いない。それから、母はヴァイオレットと二人きりでアンに内緒の手紙を書き始めた。母に近づけないアンの心には、ますます不安が募る。アンは、誰に宛てたものかもわからない手紙を書くより、少しでも自分と一緒にいて欲しいと願う。それが叶わないのなら、「せめて手紙を書いている側でお母さんの手を握らせて欲しい」だって、もう母に残された時間がないことを知っているから……。それすらも許されず、胸が張り裂けそうになるアン。わがままを言って、母を悲しませたいわけではないのに、涙が止まらない。「手紙なんて届かなくていい」と泣きじゃくるアンに、ヴァイオレットは優しく告げる。「届かなくていい手紙なんて、ないのですよ」そう言って、ヴァイオレットはアンをそっと抱きしめた。ヴァイオレットが屋敷を去る日。アンはヴァイオレットのあたたかな頬に小さなキスをした。その時、ヴァイオレットが「お人形」ではなかったと知るアン。ヴァイオレットは、愛らしいアンに優しく微笑みかけた。ヴァイオレットがアンに内緒で代筆した手紙。それは、50年間にわたってアンの誕生日に届く、母からの手紙だった。将来、母が亡き後もアンは手紙によって、母の愛情を受けて育つ。遠く離れたところにいる、母に見守られながら。